抄録
降水の水素と酸素の同位体比は,河川水や地下水の同位体比を理解する上で不可欠である.しかし,青森県で降水を連続的に採取し,その同位体比を測定した例は見あたらない.本研究では青森県における降水の水素・酸素同位体比の地域的な分布と季節的な変動特性をを明らかにし,水文学的な研究に応用するための基礎的な情報を得ることを目的とした.調査地点は,六ヶ所村(太平洋側),鰺ヶ沢町(日本海側),八甲田山山頂(山岳部)とした.降水試料を約2週間毎に採取し,水素・酸素同位体比を測定し解析を行ったので,その結果について報告する.