日本地球化学会年会要旨集
2005年度日本地球化学会第52回年会講演要旨集
セッションID: 1B03
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課題講演2 縁辺海の大気・河川・海洋間の物質循環
アムール川からオホーツク海へ流入する物質の動態
*長尾 誠也西岡 純中塚 武久万 健志柴田 英昭楊 宗興
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抄録
オホーツク海は北部北太平洋や他の縁辺海に比べて高い生物生産を示し、夏期には表層水の栄養塩が完全に消費されてしまう特異な海域である。他の縁辺海では微量栄養塩の鉄律速により栄養塩の消費が制限されてしまうが、オホーツク海では流入するアムール川からの大量の鉄の寄与が高い生物生産を維持している可能性が示唆されている。そこで本発表では、アムール川からオホーツク海へ流入する鉄等の陸起源物質の流入量、流入過程等を検討する研究計画とその進捗状況を紹介する。
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© 2005 日本地球化学会
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