抄録
東京大学海洋研究所に設置された二次元高分解能二次イオン質量分析計を用いてモナザイトやジルコンといったウランを濃縮する鉱物について、ウランー鉛年代測定を行った。1次イオンには約4ナノアンペアの酸素マイナスイオンを直径5〓6ミクロンに絞って用いた。引き出した二次イオンは二重収束の磁場型質量分析計で分析した。質量分解能は1_%_のピーク高で約4000に設定した。この条件での鉛の感度は4cps/1nA/ppmであった。標準試料の鉛同位体比は文献値と誤差の範囲で一致した。分析試料のウラン/鉛比は標準試料の結果と比較して求めた。モナザイト試料については、EPMAを用いたCHIME年代と比較検討した。