日本地球化学会年会要旨集
2006年度日本地球化学会第53回年会講演要旨集
セッションID: 2B05
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温泉・熱水
酸素キャリアを用いたμ-TCD Gas Chromatographによる温泉ガスの連続自動測定のシステム構築
宮川 和也川邊 岩夫
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キーワード: 温泉ガス, TCD, 熱伝導度型
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抄録
温泉ガスを連続自動測定する為に、観測システムが以下の条件を満たすことを確認した。1)キャリアガスに酸素を用いても、システムは通常通り分析を行う事ができる。2)少なくとも2、3ヶ月間はシステムのメンテナンス(カラムの焼き出しなど)を行う事無く、連続で自動測定を行う事ができる。3)実験室内の空気を繰り返し測定したところその(N2/Ar)のピーク面積比は7.16±0.05(1σ)と、十分な繰り返しの測定精度が得られた。4)システム系内のガスの残留成分による分析に対する影響(残留効果)を調べる為に、スタンダードガスと実験室内の空気を交互に繰り返し測定した。その結果、残留効果の影響は無い事が確認出来た。
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© 2006 日本地球化学会
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