抄録
現在、地球表層での元素の挙動にバクテリアが影響を与えているという研究が盛んに行われている。しかし、バクテリアと希土類元素(REE)の相互作用に関する報告はあるが、REEパターンの形状に着目した例はほとんどない。本会昨年度の報告及びTakahashi et al. (2005)ではバクテリア細胞表面と水の間のREEの分配パターンが、中希土類(MREE)付近の極大を持ち、重希土類(HREE)での著しい増加を示す特徴的なパターンとなることや、REEパターンが天然バクテリア相の指標となり得ることを示した。本研究ではこの特徴的なREEパターンを表面錯体モデル及びEXAFS法を用い解釈することを目的とする。