日本地球化学会年会要旨集
2006年度日本地球化学会第53回年会講演要旨集
セッションID: 2P13
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課題講演-1 東アジア・太平洋域におけるエアロゾルと関連気体成分の地球化学
西経160度線に沿った南緯10度から北緯53度までの海洋大気中エアロゾルの主要無機イオンの動態
真野 佑輝植松 光夫成田 祥岩本 洋子井口 秀憲
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抄録
大気中エアロゾルは放射収支に大きな影響を与えており、バックグラウンドで地球表面の7割を占めている海洋における挙動の把握は重要である。海洋大気の調査を、学術研究船白鳳丸KH05-2次航海2005年8/3~9/24において行い、南緯10度から北緯53度まで西経160度線に沿って観測を行った。非海塩性硫酸塩は、ハワイ島付近と北緯45度付近で高濃度であった。それぞれハワイ諸島からの影響、海洋生物起源や夏季の偏西風によるアジア大陸からの人為起源物質輸送が原因だと考えられた。赤道付近でも高濃度の硫酸塩が観測され、同時にアンモニウム塩も高濃度であった。後方流跡線解析結果は陸からの輸送は示しておらず、海洋生物生産も高い海域であることから、海洋からの放出による寄与が考えられる。しかし、人為起源の長距離輸送である可能性も捨てきれない。
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© 2006 日本地球化学会
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