日本地球化学会年会要旨集
2007年度日本地球化学会第54回年会講演要旨集
セッションID: 1B01
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海洋
溶存窒素、アルゴンを用いた海洋亜表層における気泡貫入量の見積もり
田中 伸一渡辺 豊
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抄録

海洋亜表層の溶存窒素、アルゴン濃度は、その水塊が表面で形成された時の大気-海洋間の気体交換や気泡貫入量によってのみ決まるため水塊形成時の海況を復元する指標となりうる可能性がある。そこで高精度な溶存窒素、アルゴンの分析装置を開発し北西部北太平洋においてその分布を明らかにした。その結果、海洋亜表層の各水塊の濃度、飽和度は各水塊ごとにそれぞれ異なっていた。また、非平衡の差から求めた気泡貫入量も各水塊で異なっており、水塊形成時の海況を復元する指標となりうることを示した。

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© 2007 日本地球化学会
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