独立行政法人産業技術総合研究所
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青森地域にはさまざまなヒ素の発生源が存在するため,ヒ素が河川に流れ込み,相当量のヒ素が河川を経由して平野部に移行していることが確認された。しかし,現在の河川中のヒ素のみでは市街地の沖積層中の高濃度のヒ素や硫黄を十分には説明できない。恐らく八甲田地熱系では過去にヒ素の放出が現在より高かった時代があり,それらのヒ素が沖積層の堆積時に有機物や粘土鉱物に吸着され,あるいは微細な硫化鉱物中に固定されることにより,ヒ素を含む粘土層が形成されたものと考えられる。
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