日本地球化学会年会要旨集
2009年度日本地球化学会第56回年会講演要旨集
セッションID: 1A02 10-02
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海洋地殻中の移流と生物地球化学作用
海底熱水性重晶石のESR年代測定の実現に向けて
*奥村 輔佐藤 文寛内田 乃豊田 新石橋 純一郎中井 俊一
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キーワード: ESR, 重晶石, 年代測定
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抄録
熱水活動の時間変動を解明するための熱水性重晶石を用いたESR年代測定の実現に向け,海底熱水系における自然放射線の年間線量率の評価と重晶石のESR測定を行った.重晶石は短冊状結晶でチムニー全体に広く分布しており,放射線の放出が確認された.低バックグラウンドGe半導体検出器を用いて重晶石中の放射性元素の量を測定した結果,226Raが7.62 Bq/g含まれていた.この結果からチムニー中心部における年間線量率は,300 mGy/yと求められた.ESR測定の結果,重晶石はg値からSO3-中心と考えられる信号を示した.この信号の線量応答を調べたところ,X線 (2kGy) 照射した重晶石のESR信号強度は未照射のものと比べ約2倍増加した.この結果から,南部マリアナトラフから採取されたチムニーの重晶石のESR年代測定が可能であることがわかった.
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© 2009 日本地球化学会
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