日本地球化学会年会要旨集
2010年度日本地球化学会第57回年会講演要旨集
セッションID: 1D18 12-18
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水圏環境地球化学
炭酸塩(CaCO3)を用いた水溶液からのホウ素除去実験
*木次 理美鹿園 直建
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キーワード: 炭酸塩, ホウ素, 除去
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抄録
近年ホウ素の人体への毒性が解明され,平成13年に排水基準が制定された。これにより,ホウ素を用いる事業場は規制を受けることとなったが,これまでのホウ素の除去技術では問題点が多く,ホウ素除去技術の確立が早急に望まれている。本研究では安価で効率的な除去方法の確立を目的に,ホウ素を除去する物質として炭酸塩(CaCO3)を用い,様々な条件下で実験を行い除去率を求めた。吸着実験ではホウ素の除去は数ppm程であった。反応時間,pH,試料サイズなどを変化させたが除去率は全て低かった。共沈実験では100~10000ppmにおけるどのホウ素濃度でも最低で50%以上の除去率が得られ,初期ホウ素濃度によっては除去率が80%以上になるものもあった。以上の実験結果より,ホウ素の除去は表面での吸着よりも内部での取り込みの方が多いと考えられる。今後は引き続き共沈実験を行いホウ素が炭酸塩に取り込まれやすい条件の検討を行う。
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© 2010 日本地球化学会
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