抄録
温室効果気体であるオゾンは二酸化炭素、メタンに次いで3番目に地球温暖化に寄与する気体である。そのため全球のオゾン濃度を把握することやオゾンの吸収源と放出源を把握することが重要である。積雪内でオゾンが分解され、積雪がオゾンの吸収源になり得るという研究が近年盛んに行われるようになってきた。本研究は中緯度地域にある季節雪氷域である北海道・利尻島で積雪内間隙空気中オゾン濃度及び大気中オゾン濃度を計測し、利尻島の積雪がオゾンの吸収源になり得るか調べると同時に、積雪内で起こるオゾン分解反応のメカニズムと反応速度について調べた。