日本地球化学会年会要旨集
2011年度日本地球化学会第58回年会講演要旨集
セッションID: 1C22
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セッション21 災害による環境汚染および復興の地球化学
森林生態系内での表層土壌中に含まれる137Csの分布
*大和田 愛鶴見 実
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キーワード: 土壌, 福島原発, 137Cs
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抄録
いままで、大気汚染物質が森林に捕捉されることは知られていた。しかしながら、森林内での詳細な分布は十分知られていない。ここでは、このたびの福島原子力発電所の事故により放出された放射性元素が我々の環境中のどこに、どのように分布するのかを検討した。近年、福島原発事故以前に森林生態系に沈着した放射性セシウム(137Cs)は森林内に長期間溜まり、有機物に富む表層土壌に多く保持されていることが明らかとなっている。土壌の表層部は系内での物質循環を考える上で重要であり、森林生態系への影響を評価する上において重要な場所である。図には、草地(マイナス)から林地(プラス)にかけての放射線量を示した。 森林樹冠は表面積が大きく大気中の汚染物質を捕集し除去する機能を持つ。そのため森林は草地と比較して乾性沈着量が多く、林縁部で高濃度であることが分かる。林地での詳しい分布を議論する。
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© 2011 日本地球化学会
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