日本地球化学会年会要旨集
2012年度日本地球化学会第59回年会講演要旨集
セッションID: 1C18
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G14 固体地球化学(全般)
北海道の河川堆積物を用いた87Sr/86Sr同位体比分布
*城森 由佳南 雅代太田 充恒今井 登
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キーワード: Sr同位体比, 河川堆積物
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抄録
地表面の情報を集約する、粒径が180?m以下の河川堆積物を用い、北海道の87Sr/86Sr同位体比分布を明らかにした。まず、試料の不均質性を評価するため、量り取りからの測定までを独立した作業として5回行い、測定値の標準偏差を求めた。その結果、比較的粗粒であっても、不均質性は測定値にほとんど影響を与えない程度であることが明らかになった。北海道の試料からは、0.703から0.711までのSr同位体比を得た。特徴的であったのは、隣り合う空知-エゾ帯と日高帯において採取された試料が異なる値の範囲を示したことである。これは、両帯が以前は離れて位置しており、古東北日本弧と古千島弧からの砕屑物の供給率が異なるという既存の研究結果と整合するものであり、以上のことは、河川堆積物のSr同位体比が母岩の組成とよく一致することを示している。
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© 2012 日本地球化学会
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