抄録
IODP Exp.330航海においてルイビル海山列より採取された玄武岩に含まれるかんらん石斑晶に対して、EPMAを用いた高精度化学組成分析を行った。かんらん石斑晶のMnとFeの濃度比等から、マントルプルーム中に含まれるリサイクルされた過去のプレート物質がマグマ生成に寄与した程度を求めた。その結果、寄与の程度は概ね約37%であり、まれに約68%であることが判明した。つまり、(1)ルイビルプルームのリサイクル物質による不均質性は概ね小規模(もしくは少量)であり、大部分がプルーム本体のカンラン岩の溶融によってマグマが生成されたと考えられるが、(2)プルームの不均質性の規模は一定でなく、長い活動期間を通じて変化していると結論づけられる。