衛星データから湖沼のクロロフィルa濃度を推定するアルゴリズムの開発

抄録

湖沼における現象の把握、対策法の検討のため時間・空間解像度の高い水質情報が求められている一方、モニタリング経費は年々減少している。このため、衛星情報などから水質推定を行う技術開発に期待が寄せられている。本研究では、日本の3湖沼（琵琶湖、諏訪湖、霞ヶ浦）と中国の2湖沼（洱海、滇池）を対象に、衛星データから水質評価ための重要な指標の一つであるクロロフィルa濃度を推定するアルゴリズムの開発を行った。また、開発したアルゴリズムの精度を評価したとともに、課題をまとめた。