抄録
原発事故前後の霞ヶ浦月例観測及び水平メッシュ調査における底質中の放射性セシウムの鉛直分布の経月変化,2012年12月時の水平分布,主要河川からの流入挙動について調査を行った.これにより原発事故由来の放射性鉛直方向への混合過程,湖底面沈着量に関する評価を行った.水深の浅い霞ヶ浦においては,極めて早く物理的・生物的な鉛直混合が進んでいる.陸域の放射性セシウム沈着量の高い地域を集水域にする主要河川からの流入負荷は認められるものの,湾部にとどまっている傾向が見られた.加えて流入負荷及び底質流動解析から今後の水平分布の変化について予測を行う.