日本地球化学会年会要旨集
2014年度日本地球化学会第61回年会講演要旨集
セッションID: 3E08
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G03 放射性廃棄物と地球化学
鉄オキシハイドロキサイドと地層処分 -地下環境中での形成プロセスとバリア機能への影響-
*吉田 英一山本 鋼志
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抄録
地層処分場の選定あるいは放射性元素の移動・遅延に直接影響を及ぼす可能性のある,地下環境中での鉄オキシハイドロキサイドについて取り上げ,最近の知見を含めた検討を行った.その結果,1)鉄オキシハイドロキサイドの形成は,岩体内に発達する水みちとなる割れ目ネットワークに基本的に規制されるとともに,岩体深部ほど鉄オキシハイドロキサイドの分布,幅は減少すること.2)岩体マトリクス中に形成された鉄オキシハイドロキサイドは,還元状態になった後も残存すること.3)また地質環境中の鉄オキシハイドロキサイドは放射性元素を吸着し,地下水シナリオにおける遅延効果に寄与する可能性が高いこと.4)地下環境で鉄オキシハイドロキサイドを確認した場合でも,それは‘現在’の地表からの酸化水の到達を必ずしも示しているのでなく,また鉄オキシハイドロキサイドによって岩体の有する還元機能が失われていることを示すものでもないことが分かった.
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© 2014 日本地球化学会
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