常磐沖海底堆積物中における137Cs,134Csの分布

抄録

福島第一原子力発電所事故によって放出された放射性セシウムの常磐沖海底泥中における分布を確認した。海底泥中から¹³⁴Csが確認され、事故の影響が見られた。²¹⁰Pbの放射能濃度から各採取場所における堆積速度を求めた。放射性セシウムは海底泥に堆積した後、下層へと浸透する可能性があることがわかった。放射性セシウムの海底泥中における化学形態を把握するために逐次抽出を行い、考察を行う予定である。