日本地球化学会年会要旨集
2014年度日本地球化学会第61回年会講演要旨集
セッションID: 1E17
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G05 海洋における微量元素・同位体
西部北太平洋および縁辺海における白金の分布
*鈴木 麻彩実小畑 元大久保 綾子蒲生 俊敬
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抄録
白金 (Pt) は地殻中での存在量が0.01 mg/kgと低いが、現在は自動車触媒や抗がん剤など様々な分野で利用されているため、環境中での白金濃度が上昇している可能性が指摘されている。一方、白金の海洋地球化学的研究は長年続けられているが、海水中の溶存濃度が極めて低い (< 0.2 pmol/L) ために、未だに外洋域における分布は十分に解明されていない。本研究では、海水中の極微量の白金の高精度分析法を確立するとともに、海洋環境における白金の分布を調べる。白金の測定は陰イオン交換樹脂カラムを用いた濃縮分離法を使用し、四重極型ICP質量分析計 (ICP-MS) で測定する。定量には同位体希釈分析法を用いた。確立した分析法で得られた検出限界は0.015 pmol/Lであり、ブランク値は0.01 pmol/L程度であった。海水試料を測定したところ、鉛直プロファイルは保存型の分布を示し、0.19-0.25 pmol/Lという濃度範囲にあった。
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© 2014 日本地球化学会
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