抄録
地球の大気・海洋中などの揮発性成分は、従来地球形成時に取り込まれた成分が、地球史初期の地球内部からの脱ガスによって形成されたとして説明されてきた。しかし最近は、マントル中の白金族元素などの存在度パターンなどを説明するために提案されたlate veneerによって、水などの揮発性元素なども二次的に地球にもたらされたとのモデルが提案されてきている。地球の希ガス同位体比の変動などは、地球内部からの脱ガスを前提として説明されてきており、late veneerの影響は考慮されてきていない。本講演では、late veneerと希ガス同位体比の関連性について検討する。