p. 140-
標準試料NIST SRM 915aを測定し、42Ca/44Ca=0.31221に規格化しexponential lawによって同位体測定中の質量分別効果を補正することにより、40Ca/44Ca=47.1644±0.0035(95% conf.)を得た。D'Orbignyアングライト全岩試料のCa同位体は放射起源成分が極めて少なく始原的で、ここではBSEの始原的Ca同位体組成と同一とみなすことができる、つまりε40CaBSE≡ε40CaD'Orbigny。 太陽系初期に形成したリザバーは、そのK/Ca比の違いによって放射起源40Caの蓄積量が変わることから、ε40CaD'Orbignyはリザバーのアルカリ分別を特徴づける指標となる。角礫岩LLコンドライトYamato-74442中の岩片の起源物質は、著しくKに富んだリザバー (K/Ca = 0.43 ± 0.18) から形成された。