主催: 日本地球化学会年会要旨集
東京大学大学院
p. 141-
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現今の地球惑星科学の基本的な定説の若干は、その根本的土台が必ずしも実験的、理論的な検証を経て確立されたものではない。一見合理的に見えても、仮説が互いに支えあって作り上げられた、言わばガラス細工の建物のような "定説"も見受けられる。こうした一例として私は以前から"火星隕石は火星から来た"と言う定説にかなりの疑問を持っていた。本稿ではこのような見地から"火星隕石"を見直してみたいと思う。加えて、上記問題は、地球化学研究の根本的問題とも絡んでいる事も議論したい。
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