日本地球化学会年会要旨集
2016年度日本地球化学会第63回年会講演要旨集
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G11 原発事故で放出された放射性核種の環境動態
福島第一原発事故により放出されたCs-137のきのこへの濃集と環境への再拡散に関する研究
*坂本 文徳香西 直文田中 万也大貫 敏彦
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キーワード: きのこ, Cs-137, 濃集
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p. 75-

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抄録

福島第一原子力発電所の事故により環境中に大量のCs-137が放出された。森林地帯に降下したCs-137の一部は植物に取り込まれた。きのこがCs-137を濃集することは以前から知られている。しかし、きのこが濃集したCs-137のその後の動態の詳細は調べられていない。そこで、今回天然のきのこ子実体へのCs-137の濃集割合を調べるとともに、きのこに濃集したCs-137の動態を菌糸体も利用して調査した。きのこ子実体に濃集したCs-137の放射能は1.6×107-1.3×103 Bq/kgの範囲だった。土壌放射能は6.3×105-6.5×103 Bq/kgの範囲だった。移行係数は92-4.8×10-3の範囲であった。きのこの種類により移行係数に差があることを確認した。

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