主催: 日本地球化学会年会要旨集
総合地球環境学研究所
早稲田大学
名古屋大学
p. 15-
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本州の中部及び近畿地方の多数の地点から得られた、様々な時代の約70個体の長樹齢(百~九百年)の木材年輪試料から、年層毎にセルロースを抽出して酸素同位体比を測定し、過去2600年間に及ぶ高精度の酸素同位体比クロノロジーを完成させると共に、同時に測定した水素同位体比と組み合わせることで、酸素同位体比に含まれる樹齢効果を理論的に削除し、純粋に気候(降水量)変動の成分のみを計算することに成功した。その方法の詳細、及び得られた成果の気候学的、歴史学的、考古学的意義について紹介する。
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