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ユーラシア大陸内部は気候変動に敏感な地域であり, バイカル湖やフブスグル湖の湖底に蓄積された堆積物には過去数10万年に及ぶ気候変動の歴史が記録されている. Sakaguchi et al. (2009)より, フブスグル湖の湖底堆積物コア中のウラン濃度は年代によって変動することが確認されている. ウラン濃度変動の原因として, 堆積物中のウランは鉄酸化物への吸着を起源とし, 吸着量の大小は水質条件に依存することに関係していることが考えられる. したがって鉄酸化物へのウラン吸着挙動に影響を与える水質因子を解明し吸着反応を適切にモデル化できれば, 堆積物中ウラン濃度の変化に対応した湖沼の水質を復元できる可能性がある. 本研究では, 自然界に近い水質条件で鉄酸化物による微量Uの室内吸着実験を行い, その実験結果を表面錯体モデリングによりモデル化した. 構築した表面錯体モデリングにより, 古代湖堆積物のU分布を利用した古水質復元を試みた.