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本研究では溶液中のFe2+ がFeIII水酸化物に吸着-成長する過程における固液界面での酸化還元反応の詳細を解明することを目的とし、FeCl2+H2O 系と FeCl2+H2O+Fe(OH)3(s) (フェリハイドライト)系について実験を行なった。 Fe(OH)3(s)—溶液—大気間の平衡は、FeCl2+H2O 系ではFeCl24H2O 投入後200時間経過しても達成されなかったが、FeCl2+H2O+Fe(OH)3(s) (フェリハイドライト)系ではFeCl24H2O 投入直後に達成されていた。このことから、固体表面での錯形成によってFe2+からFe(OH)3が生成する反応が触媒されていることが示された。