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白金 (Pt) の地殻中での存在量は低いが、現在では自動車触媒や抗がん剤など様々な分野で利用されているため、都市域を中心に環境中への白金放出量の増加傾向が指摘されている。一方で陸起源物質である白金の海水への供給過程はよくわかっていない。本研究では長崎県の有明海で白金の分析を行い、その分布を報告するとともに、閉鎖的海域において海水中の白金がどのような挙動を示しているかを議論していく。観測海域における鉛直分布は、海底で濃度が高くなっており、海底堆積物から白金が供給されていると思われる。有明海は半閉鎖性海域であるため湾内で供給された白金が比較的長時間、そのまま湾内に留まっていると考えられる。