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北太平洋のファンデフカ海嶺付近の海底熱水活動を調査する目的で、白鳳丸のKH-12-4次航海において海嶺に沿って深層海水を採取し、そのヘリウム同位体を分析した。得られたヘリウム同位体比はδ3He値が10~130%で、1つの測点(BD20; Axial Volcano)を除いて同じような深度分布が得られた。BD20では水深が深くなるにつれδ3He値が増加し、海底直上で最大になり、その値は約130%と他の測点に比べて特別高かった。Axial Volcanoは近年に噴火が確認された海底火山であり、今もなお活発な活動を持続させていると推定される。