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多孔質グラファイトカーボン(PGC)カラムを用いたイオンペアクロマトグラフィーは非誘導体化アミノ酸の分離に有効であるとともに,分離時に窒素の同位体分別が生じないことが確認されている.本研究では,PGCカラムを用いた非誘導体化アミノ酸の最適分析条件を検討し,誘導体化処理を必要としない簡便なアミノ酸の定量分析法と分子レベルの同位体比測定に向けた単離・精製法の確立を目指した.その結果,ほぼすべてのタンパク質構成アミノ酸(19種)が分離する分析条件を確立するとともに,荷電化粒子検出器(CAD)により数百 pmolの微量なアミノ酸の定量が可能になることを確認した.