日本地球化学会年会要旨集
2018年度日本地球化学会第65回年会講演要旨集
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G07 宇宙化学・惑星化学
炭素質コンドライトの難揮発性包有物から発見された新鉱物ルービナイトの起源と宇宙化学的意義
*吉崎 昂中村 智樹武藤 潤
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p. 187-

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抄録

ルービナイト (Ca3Ti3+2Si3O12) は,炭素質コンドライトの難揮発性包有物から発見された新種のガーネットであり,既知の鉱物には記録されていない太陽系初期の物質進化史を記録している可能性がある。Allende炭素質コンドライトから発見されたルービナイトの岩石・鉱物学的特徴は,原始太陽近傍における再加熱イベントにより生じたCAIの部分溶融メルトから,同鉱物が結晶化したことを示唆する。ルービナイトには,高温星雲ガス中における形成時から,小惑星上の水熱変成過程に至るまでの長期にわたる物理化学的情報が記録されているとみられ,初期太陽系進化史に新たな制約をもたらせる可能性がある。

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