日本地球化学会年会要旨集
2018年度日本地球化学会第65回年会講演要旨集
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G02 古気候・古環境解析の地球化学
多元素・同位体分析に基づく造礁サンゴの骨格成長における褐虫藻の役割
*井上 麻夕里中村 崇田中 泰章鈴木 淳横山 祐典川幡 穂高酒井 一彦Nikolaus Gussone
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キーワード: サンゴ骨格, 褐虫藻, pH
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p. 23-

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抄録

本研究ではサンゴの骨格成長における褐虫藻の役割を明らかにするために、褐虫藻有りと無しのポリプ試料を作成し、温度、塩分、pCO2を調整した水槽で飼育した。飼育実験の後、ポリプ骨格について6種類の化学成分を分析した。その結果、海水のpH指標とされているU/Ca比についてのみ、褐虫藻有りと無しの間に有意な差が見られた。これは、褐虫藻有りのサンゴ体内のpHが上昇していることを示しており、これにより褐虫藻と共生関係にあるサンゴは骨格成長が早いことが分かった。

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