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本研究では、複数のCVコンドライトから複数の岩石学的タイプを示すCAI3種類を選択、マイクロドリルを用いてサンプリングし、TIMSを用いた高精度Sr同位体測定及びLA-ICP-MSによる微量元素濃度測定を行った。全てのCAIサンプルはSr同位体異常を示し、タイプごとに異なる異常の度合いを示した。またtype B, spinel rich inclusionは均一な同位体組成を示したが、FTA inclusionはインクルージョン内で不均質なSr同位体組成を持つことをがわかった。全てのCAIサンプルに見られたSr異常は、超新星爆発由来のr-核種に富むキャリアに起因すると考えられる。またタイプ毎に同位体異常の程度が異なるのは、それぞれのCAIの形成領域に対するr-核種の寄与の差が要因と考えられる。