日本地球化学会年会要旨集
2018年度日本地球化学会第65回年会講演要旨集
会議情報

G01 大気微量成分の地球化学
南大東島における洞窟内Rn濃度の特異変化
*新垣 耀平
著者情報
キーワード: ラドン, 洞窟
会議録・要旨集 フリー

p. 78-

詳細
抄録

洞窟内の222Rn濃度は、洞窟内外の様々な気象要因やカルストの地形と間隙率、土壌や岩石中のRaの含有量などが複雑に関与し変化する。一般的な洞窟では、洞窟内外の空気密度差により大気の循環が起こる。外気に比べ洞窟内部の空気密度が高くなる夏季は、222Rnは洞窟内に対流するため222Rn濃度が上昇し、空気密度が逆転する冬季は、外気の流入により強制的に換気され222Rn濃度が減少する季節変動がみられる。本研究では、南大東島にある星野洞を含む複数の洞窟について222Rn濃度の測定を行い、その変動特性を調べた。

著者関連情報
© 2018 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top