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土壌から排出されるN2O・CH4・CO2は、土壌中の多種多様な微生物によって生成・消費されるため、これらのガス種の同時フラックス測定を行うことができれば、温室効果ガスの排出量推定だけでなく、土壌中の生物群構造やそれらの生物活性状態の評価も可能となる。本発表では、多成分ガス測定MULTUMシステムと土壌ガスチャンバー法とを組み合わせた連続フラックス測定システムを用いて、土壌試料を用いたO2, CO2, CH4, N2O濃度を2分間隔で連続測定し、①地温や土壌水分率などの環境変化が、土壌起源ガスの大気との交換に与える影響を定量的に評価、②得られた情報から土壌中の生物活性状態の変化を考察した結果を報告する。