日本地球化学会年会要旨集
2019年度日本地球化学会第66回年会講演要旨集
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G10 地球化学のための最先端計測
蛍光X線顕微鏡による細胞内元素高分解イメージング
*志村 まり
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p. 40-

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抄録

微量元素が生命活動に深く関わっていることは古くから知られており、学術的にも生体の元素情報はメタボロミクス(メタロミクス)として認識され、生物分野での研究は盛んになった。医学分野では、亜鉛や鉄の欠乏性や金属中毒症など、産業医学、栄養学誌でよく取り上げられているが、臨床医学では、ミネラルやヘモグロビンなど元素関連蛋白質を扱った論文に限定される傾向にある。体内の元素環境は、食事、飲料水、生活環境を反映することから、加齢、生活習慣病、がんなどの慢性疾患の解明で元素情報が貢献する余地がある。私たちは、阪大工学部、理化学研究所との共同研究で確立した、シンクロトロン放射光による走査型蛍光エックス線顕微鏡(SXFM, SPring-8,理化学研究所)を用いた生物•医学応用を行っている。本発表では、SXFMによる細胞内元素イメージングの紹介に加えて、元素情報の生物医学分野での有用性も議論したい。

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