主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
回次: 67
開催日: 2020/11/12 - 2020/11/26
p. 101-
地下水や土壌のヒ素汚染は重要な環境問題の1つである。Fukushi and Sverjensky (2007)では報告される様々な酸化物へのAs(V)吸着実験データを拡張三重層モデル(ETLM)によりモデル化し平衡定数を抽出した。本来同一の鉱物種への吸着反応の平衡定数は同じ値を示すべきである。一方、この解析では、異なる先行研究により行われたGoethiteに対するAs(V)吸着反応の平衡定数は異なる値を示していた。この不一致は、ETLMのフレームワークに問題があることを示唆している。この研究ではETLMパラメータの一つである外層キャパシタンスの数値に経験的な定数を適用していた。一方、最近Kitadai et al (2018)では、外層キャパシタンスの数値を内層キャパシタンスと同一の値を用いることで、分光的な観測結果と調和的な吸着反応を予測できることを報告している。そこで本研究では先行研究に報告される様々な酸化物へのAs(V)吸着データを新しいフレームワークにより再解析した。