日本地球化学会年会要旨集
2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
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S1 地球史・人類史の年代測定
モナザイトのU–Pb年代・Nd同位体・微量元素同時分析法の開発と今後の展望
*板野 敬太吉屋 一美飯塚 毅
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p. 167-

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抄録

鉱物から得られる同位体年代と化学/同位体トレーサーの組み合わせは、岩石成因の理解に非常に重要である。局所分析装置の特性上、化学組成分析と同位体比測定を順に行うことが多いが、完全に同一領域からの情報でないことや分析可能なサイズ制限が問題となり得る。そこで、複数台のICP-MSを接続することで高精度同位体比と幅広いマスレンジを同時に測定する試みがなされてきている。本研究ではモナザイトのU-Pb年代・Nd同位体・希土類元素濃度同時分析の精度・確度の評価を行なった。東京大学の多重検出器型と四重極型のICPMSをNd:YAGレーザーに接続した分析システムを構築した。25µmのスポット径から、143Nd/144Ndにおいて<0.01% (<1εユニット)の測定精度を、206Pb/238Uと207Pb/206Pbにおいて3–5%の測定精度を得ることに成功し、ルーティーン分析を行える環境となっている。

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