日本地球化学会年会要旨集
2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
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S1 地球史・人類史の年代測定
方解石U-Pb年代測定法のための標準試料
*福山 繭子小笠原 正継
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p. 171-

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抄録

炭酸塩鉱物を利用した年代測定は、その産出状況から、他の年代測定法では得ることができない年代情報を与えてくれる。このため、過去の研究では、湿式分析である同位体希釈表面電離質量分析法(ID-TIMS)を用いて炭酸塩鉱物から構成される鍾乳石のU-Pb年代測定が行われてきた。近年、このような湿式分析によるU-Pb年代測定よりも、局所分析が可能なレーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析計(LA-ICP-MS)を用いた方解石のU-Pb年代測定が行われるようになった。しかしながら、一般に広く用いられている年代測定法である珪酸塩鉱物であるジルコンのU-Pb年代と比べると、方解石を含む炭酸塩鉱物の年代測定法には、標準試料の少なさやその不均質性、また鉱物学的特徴からの年代測定対象試料の選別基準といった課題がある。本講演では炭酸塩鉱物のU-Pb年代測定法の概要と標準試料、そして本研究で作成した方解石標準試料(PKC-1)の特徴と方解石の組織構造について議論をする。

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