日本地球化学会年会要旨集
2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
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S3 考古と文化財の地球化学
Rb-Sr放射壊変系の微少量分析による出土琥珀産地推定の試み
*若木 重行谷水 雅治植田 直見
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キーワード: 琥珀, Sr同位体, 産地推定
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p. 199-

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抄録

出土琥珀の産地推定は、先史時代の交易に関する直接的な証拠となるため、考古学的には重要である。自然科学的な手法による出土琥珀の産地推定は、これまで主に高分子有機化合物の分析によって行われてきたが、劣化し分子構造が変化している場合や年代や由来する植物種が類似している場合などには判別が困難であり、従来法を補完する手法の登場が望まれていた。本研究では、琥珀の微量無機元素組成ならびに放射起源Sr同位体比を利用した産地推定の可能性を検討した。

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