日本地球化学会年会要旨集
2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
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G5 古気候・古環境解析
最終氷期GI-21における南大東島の鍾乳石の酸素同位体比変動
*植村 立浅海 竜司阿部 理Shufang YUANXianfeng WANG
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p. 72-

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抄録

グリーンランド亜間氷期21(GI-21)は、DOサイクルのなかで最長期のイベントの1つである。正確な絶対年代を与える手段として、欧州や中国の石筍に見られるGI21に対応している気候変動との比較が行われている。本研究では、沖縄県南大東島の比較的大型の鍾乳石を用いて、GI-21における酸素同位体比の変動を測定し、年代の比較を行った。U/Th年代の誤差は 1層を除いて、±300年程度であり、高精度で決定することができた。上端と下端の数cmを除くと成長速度は安定しており、連続的に成長していた。酸素同位体比の変動はリーンランド亜氷期22(GS-22)からGI-21にかけての遷移期をカバーしており、GI-21の”precursor”イベント(GI21.2)も明瞭に記録されていた。

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