日本地球化学会年会要旨集
2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
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S03 環境放射能研究の最前線
リンゴ果実への14C移行評価のための成木地上部への13CO2ばく露実験系の構築
*今田 省吾多胡 靖宏柳川瀬 賢幸守谷 友紀
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p. 189-

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抄録

大型再処理施設から排出された14Cの一部は、施設周辺で栽培される作物に光合成によって取り込まれる。本研究では、13CO2をトレーサとして用いて、果樹のリンゴを対象に、光合成同化14Cの果実への移行評価を可能とするための成木地上部全体への13CO2ばく露実験系を構築することを目的とした。このために先ず、成木ばく露チャンバーシステムを設計・作製して、ばく露時のチャンバー内の環境をリンゴ樹が光合成を適切に行うことのできる範囲の光量・温湿度に制御できること、チャンバー内の大気総CO2及び13CO2を一定濃度で制御できることを確認した。次に、実際に果樹園のリンゴ樹を対象に、上記ばく露チャンバーシステムを用いたばく露実験を行い、光合成同化炭素の果実への短期移行の評価が可能であることを確認した。

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