主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
回次: 68
開催日: 2021/09/01 - 2021/09/15
p. 89-
糖類は生物学的に重要な役割を果たす。前生物的な糖類の生成反応として, ホルモース反応が注目されている。ホルモース反応は塩基触媒を用いてアルデヒドから様々な糖を生成する反応であり, ホルモース反応が起こった可能性のある場所の一つに隕石母天体が考えられている。小天体内部でのホルモース型反応を想定し, (1) ホルムアルデヒド : 純水= 10 : 100, (2) グリコールアルデヒド : グリセルアルデヒド : 純水 = 0.009 : 0.09 : 100, (3) ホルムアルデヒド : グリコールアルデヒド: 純水= 3.6 : 1.8 : 100 のモル比率で混合した溶液(200 µL)を調製し, 調製した試料に対して, 加熱またはガンマ線照射を行い, 誘導体化の後にGC/MSで分析を行った。すべての試料の生成物からアルドースが検出された。同じ系においては, ガンマ線照射試料の方が加熱した試料より多くの種類・量のアルドースを生成する傾向が示唆された。