主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
回次: 69
開催日: 2022/09/05 - 2022/09/16
p. 101-
小惑星探査機はやぶさ2は,2014年12月に地球を出発し,2018年6月~2019年11月の17か月間,人類未踏の天体「リュウグウ」を探査し,2020年12月に地球帰還を果たした.小惑星近傍運用では,遠隔観測による充実した科学データを取得し,2地点への着陸・サンプル採取,3基の着陸機/ローバーの地表移動探査,直径18mの人工クレーターの生成,3物体の小惑星周回軌道投入等,難易度の高い様々な運用に成功した.帰還したカプセルからは,目標量を遥かに超える5.4gのサンプルが確認され,世界中の研究機関で分析が始まっている.本講演では,はやぶさ2の飛行経緯や,地球化学の成果の前提となった工学技術を紹介するとともに,今後のサンプルリターン探査の展開について展望する.