日本地球化学会年会要旨集
2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
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G3 海洋の地球化学
東シナ海における溶存態ニッケル,銅,亜鉛の同位体比分布
*高野 祥太朗Liao Wen-HsuanHo Tung-Yuan宗林 由樹
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キーワード: 起源推定, 微量金属, 縁辺海
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p. 167-

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抄録

本研究では,東シナ海の陸棚域および沖縄トラフにおけるニッケル,銅,亜鉛の濃度・同位体比分布を明らかにし,東シナ海におけるニッケル,銅,亜鉛の起源および循環を推定し.東シナ海表層のニッケル,銅,亜鉛濃度は亜熱帯北太平洋と比べて高く,河川や大気によって微量金属が大陸から東シナ海へ運ばれていることを示した.東シナ海表層のニッケル,亜鉛同位体比は,亜熱帯北太平洋の表層に比べて低く,大陸から供給されるニッケル,亜鉛が海水溶存態に比べて軽い同位体比を持つことを示唆した.ニッケルの同位体比分布は,長江希釈水,黒潮表層水,西部北太平洋の中深層水に含まれるニッケルの混合によって説明できた.銅,亜鉛の同位体比分布の説明には,海水の混合に加えて,生物による取り込み,Mn酸化物との吸脱着などのプロセスが必要であった.

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© 2022 日本地球化学会
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