日本地球化学会年会要旨集
2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
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G8 地球深部から表層にわたる元素移動と地球の化学進化
熱水の化学分析による火山活動モニタリング—霧島山えびの高原硫黄山の例—
*谷口 無我大場 武福岡 管区気象台鹿児島 地方気象台宮崎 地方気象台
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p. 220-

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抄録

1990年代まで活発だった霧島山のえびの高原硫黄山周辺の噴気活動は2007年頃に一旦消失したが, 2015年12月から再開し, 2017年4月には土砂分噴出, 2018年4月には硫黄山の山頂南側と西方約500m地点で噴火が発生した. 2016年8月以降に硫黄山の山麓の湧水や火口跡湯だまりの化学組成を分析した結果, 熱水中のCl/SO4比は2017年の土砂噴出や2018年の噴火の前後で顕著に高まるなど, 硫黄山では火山活動の盛衰を反映する指標性の良い成分であることが判明した. 最近の観測では, 熱水のCl/SO4比を指標とすると, 2021年12月ないし2022年6月にかけて硫黄山山頂付近を中心に火山活動が高まっている可能性がある.

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