主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
回次: 69
開催日: 2022/09/05 - 2022/09/16
p. 221-
本研究では、函館地域に賦存する熱水の主要溶存化学成分や水素・酸素安定同位体比、Li・B濃度を分析することでその形成過程を議論した。その結果、熱水のほとんどはNa-Cl型であり、淡水による希釈の影響を受けていた。また、沿岸部に分布する熱水は現海水の直接侵入や地層中にトラップされた古海水の続成変質によって形成されたと推定された。また、地温勾配が3.0~79.4℃の地域の熱水については、現海水の混入と高温での水岩石反応の両方がその形成過程に関係していると推定された。