日本地球化学会年会要旨集
2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
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S1 地球化学で拓く地球掘削科学
XRFコアスキャナーによる高解像度迅速分析で得られた日本海堆積物の元素組成に基づく古海洋変動
*関 有沙多田 隆治村山 雅史
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p. 224-

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抄録

日本海は、3000m以上の水深と比較して海峡深度が130m以下と浅い特有な地形ゆえに、アジアモンスーンによる陸域水循環変動に応答して、その海洋環境が変化したことが知られている。2013年に行われたIODP Exp. 346では、日本海内の複数の異なる水深の地点からコアが採取された。それらのコアを用いた研究で、過去の海洋変動や、それを引き起こした気候変動が解明されつつある。本研究では、IODP Exp. 346で採取されたコアの元素組成を、高知コアセンターのXRFコアスキャナー(ITRAX)を用いて0.2~10mmの解像度で測定した。XRFコアスキャナーによる測定では、従来の元素分析手法では難しかった高解像度の分析や、迅速性を活かした多点分析が可能となる。本発表では、その解像度を活かしたラミナ堆積物の分析結果と、多点測定を活かした中新世から第四紀までの長期にわたる古海洋変動について紹介する。

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