日本地球化学会年会要旨集
2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
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S2 太平洋プレートの変遷史
太平洋プレートの変遷史~沈み込む海洋プレートの実体を探る
*平野 直人町田 嗣樹秋澤 紀克
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p. 54-

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抄録

巨大地震が発生や島弧火山が発達は、プレート収束境界に特有な現象として捉えられ、古くから盛んに研究が行われてきた。一方で、沈み込む太平洋プレートそのものの実体が分かってきたのはごく最近のことである。近年の大きな発見として、2011年に発生した東北地方太平洋沖地震の震源断層掘削(JFAST:Japan Trench Fast Drilling Project)では、震源断層由来の岩石採取に成功し、断層面から粘土鉱物層を採取した。沈み込む手前のアウターライズ上ではプチスポット火山活動の存在が2000年代前半に初めて確認され、沈み込む手前において海洋プレートの不均質性を生じる一因になっていることがわかってきた。以上の事象を「太平洋プレートの変遷史」と捉え、最近10数年の研究成果によって明らかにされつつある太平洋プレートの実態を総括し、今後の展望を議論する。

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