日本地球化学会年会要旨集
2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
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G9 地球化学のための最先端計測法の開発,および,境界領域への挑戦
地球試料に適用可能な希土類元素間の化学分離を伴わない表面電離型質量分析計による高精度143Nd/144Nd 比測定法
*デ ビディシャ柴田 知之芳川 雅子
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キーワード: Nd同位体比
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p. 45-

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抄録

我々は地球上の試料において、 希土類元素間の分離を行うことなく、かつ144Sm の144Ndに対する同位体干渉補正を必要としない 、表面電離型質量分析計を用いた143Nd/144Nd比測定法を開発した。本方法では、145Ndと146Ndは同重体が存在しない事、これらが地球上の岩石では一定の比率を示す事を利用し、分析中の143Nd/146Nd比の質量分別の補正を行った。また、地球上の岩石で一定である146Nd/144Nd比(=0.7219)を用い、補正後の143Nd/146Nd比を143Nd/144Nd比に変換した。この結果、時間と費用のかかる希土類元素の分離操作を行うことなく、標準法と同等の再現性と精度で143Nd/144Nd比を得ることが可能となった。

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© 2022 日本地球化学会
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