日本地球化学会年会要旨集
2023年度日本地球化学会第70回年会講演要旨集
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G9 地球化学のための最先端計測法の開発、および、境界領域への挑戦
LA-ICP-MS/MSを用いた冥王代ジルコン探索の迅速化
*金子 沙椰島田 愛斗高橋 真里花大野 剛深海 雄介山本 伸次
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キーワード: LA-ICP-MS/MS, SEM-EDX, ジルコン
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p. 196-

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抄録

地球誕生時から40億年前までを冥王代と呼び、この間に大気や海洋が誕生し、大陸が形成されたと考えられている。一方で、地球誕生からどのような過程を経て、現在の地球の状態になったのかについて様々な仮説があるが、物質科学的な証拠は乏しい。そこで、風化・変性作用に強いジルコンという鉱物については冥王代の年代を示す試料が見つかっている。これらを調べることが冥王代を物質科学的に研究する上で重要となる。しかし、冥王代ジルコンを多く含むとされているオーストラリアのJack Hills角礫岩中においても、比重・磁性分離で分けることが困難なルチルに対するジルコンの割合は低く、冥王代ジルコンは全ジルコン中の数%程度である。そこで本研究では、冥王代ジルコンを迅速に探索することを目的に、SEM-EDXを用いたルチルとの選別方法、LA-ICP-MS/MSを用いた冥王代ジルコンの探索方法の検討を行った。

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© 2023 日本地球化学会
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